ガレ兵のブログです

Archive for the ‘レース’ Category

EASYから22年

月曜日, 10月 8th, 2012 Posted in レース | No Comments »

鈴木亜久里がラルースで3位表彰台に乗った鈴鹿で、燃費が厳しかった鈴木亜久里に対してレース終盤に出されたEASYというサインボードの意味が分からなかったのをよく覚えている。確かガムテープで急遽作成されたサインだったと思う。 敢えてウィキペディアなどを調べずに記憶のままに書こう。 その1990年の鈴鹿ではチャンピオンシップを争っていたセナとプロストがスタート直後の1コーナーでクラッシュし、ピケとモレノのベネトンがワンツーだった。セナとプロストはその前年の鈴鹿でもシケインでクラッシュし、2年連続の異常事態だった。 モレノはレギュラードライバーのナニーニがヘリコプター事故で片腕切断という事故を受けての代理出走で見事チャンスを生かした。 そして小林可夢偉が鈴木亜久里のEASYから22年経ってついに鈴鹿の表彰台に立った。 日本人だからといって小林可夢偉が鈴鹿のレースが有利ということは無いのではないか。というのは小林可夢偉のレースキャリアから察すると、さほど鈴鹿の走行経験がF1以外で無いと思われるからである。 勇気を試される鈴鹿。 鈴鹿は常に真の勇者しか受け入れない。 その鈴鹿での表彰台は文句なしに素晴らしい。 なお、22年前に2位表彰台に立ったモレノは翌年のベネトンのシートを獲得したのだが、そのシートを途中で奪ったのが、今回の鈴鹿で2度目の引退を発表したシューマッハである。ベルトラン・ガショーの代役としてジョーダンでF1デビューし、翌戦からベネトンのモレノのシートを手に入れたのある。 F1は歴史とともに続いていく。 だからF1は面白い。

アロンソの輝きとペーター・ザウバーの涙

月曜日, 3月 26th, 2012 Posted in レース | No Comments »

今年のフェラーリは開幕戦でも全く良いところがなく、その一週間後に行われるマレーシアではアップデートを投入する事も不可能であり、フェラーリ陣営としては諦めムードすら漂っているというニュースも流れていた。 その中で、雨が降り、刻々と路面状況が変化していく難しいコンディションでこの男は輝いていた。現役最強と言われるアロンソは、やはり最強と思わせるものを持っている。 終盤、小林のチームメイトであるペレスが猛烈な勢いで背後に迫り、その差は0.5秒まで縮まった。これはもしや?と思ったのだがペレスは残り5周でオーバーランし、千載一遇のチャンスを逃してしまった。 ただ、そのオーバーランがなくてもアロンソを抜くことができただろうか。あまりにも興味深く、その答えはF1ファンの全員が知りたかったのではないだろうか。 きっとアロンソが最後まで立ちふさがったのだろうと思うのだが。 それが青い若造、アロンソという男だから。 皇帝と言われていた全盛期のシューマッハを破った男だから。 さて、2位に終わったペレスの喜びも大変なものだったように感じたが、チームオーナーのペーター・ザウバーがチェッカー直後に涙を流していたのが印象的だった。勝ちに等しい2位ということだろうか。 レース内容もよかったが、ザウバーの涙でなお一層、素晴らしいものとなったと思う。一瞬は2位で喜べるのかもしれないが、きっとすぐに勝てなかった悔しさでいっぱいになるのだろう。 それがレース。 それがF1。 だからF1は面白い。

浜島の挑戦

土曜日, 2月 18th, 2012 Posted in レース | No Comments »

ブリヂストンの社員として長くF1に携わってきた浜島が、定年まで一年となったタイミングで電撃的にフェラーリに移籍した。彼は新卒からブリジストンで働いていたので、日本流で言えば転職だろうか。 「F1界で最も信頼された日本人」とまで言われた浜島は、その風貌からも親しみやすくいかにも嘘なんてつきそうにない印象を受けるのだが、実際にそうなんだろう。だからこそそこまで評価されるのだと思う。 wikipediaによると、あのシューマッハを「シューミー」と愛称で呼べるのは日本人で唯一浜島だけだという。フェラーリ時代のシューマッハをタイヤメーカーの立場から支え続けたのは有名な話だ。 2010年のチャンピオンに輝いた直後のベッテルに、浜島が挨拶に行くシーンがF1の特集でちらっと映ったが、戴冠直後で興奮状態にあり、様々な人たちと忙しく話をしているベッテルが、挨拶に来た浜島に何度も何度も頭を下げてお礼を言っているように見えたシーンがとても印象的だった。多くのF1ファンは涙が出たと思う。素晴らしいシーンだった。あの場面は語り継がれるのではないだろうか。 浜島は奥様に先立たれて、高齢なご両親の面倒を見なければという思いから、何度もフェラーリからのオファーを断っていたらしいのだが、最後に浜島の背中を押したのはそのお母様とのこと。 「あなたの残り少ない職業人生の邪魔をするつもりはないから、さっさと行きなさい」 ドライバー以外の様々な人生模様が交差するF1。 今年もF1から目が離せない。 開幕が待ちきれない。

全ては鈴鹿で決するだろうか

日曜日, 10月 2nd, 2011 Posted in レース | No Comments »

さて今週末は鈴鹿でF1が開催される。かつては鈴鹿が最終戦であり、タイトルが鈴鹿で決まることが多かったのだが、最近のF1は開催数が増えて鈴鹿が最終戦ではなくなっている。 去年のアブダビの最終戦は壮絶だった。 しかし、今年は鈴鹿でチャンピオンが決まる可能性が高い。 圧倒的なポイント差でベッテルがラインキングトップに立っているからである。 F1を見始めてもう25年以上経つのであるが、毎年毎年楽しみが増えていく。表面だけ見ているとその面白さに気付かない可能性が高いのだが、一歩踏み込んでF1に接すると深みにはまっていく思いがする。 普通にテレビ放送を見る程度のことではあるが、放送が終わると次戦が楽しみで仕方ない。 まるで子供のようだと自分でも思う。 それほどF1に傾倒している私でも、スパフランコルシャンと鈴鹿は特別に感じる。 鈴鹿は真の勇者しか受け入れない。 現在のポイント差から考えるとベッテルが鈴鹿で年間チャンピオンを決めるだろうと思われているが、マシントラブルなどが起こる可能性もあるわけで、絶対にこうなるということはなく、何が起きるのか今週末を待ちきれない。 なお、鈴鹿マイスターという呼ばれ方があるくらい、鈴鹿に強いドライバーはとことん強いという傾向がある。過去に鈴鹿で連勝したことのあるドライバーは、セナ、ハッキネン、シューマッハ、そしてベッテルである。 もしベッテルが勝てば3連勝でありこれはシューマッハに並ぶことになる。 アロンソがそれを簡単に許すはずもないだろう。 勇者達の戦いはもうすぐだ。 だからF1は面白い。

キヨナーリ

月曜日, 8月 1st, 2011 Posted in レース | No Comments »

昨日鈴鹿で開催された8時間耐久レース(通称ハチタイ)はホンダ系の有力チームであるTSRの優勝で終わった。現在は不況の影響もあり、メーカー直系のファクトリーチームは参加していない。 秋吉、伊藤、清成の3人で構成されたチームである。 伊藤選手は 伊藤真一の決意 というエントリーで書かせて頂いたこともある。 秋吉選手は長く開発を努めてきたライダーであるが、宇宙人というあだ名を付けられているくらい、異次元の速さを見せつける存在である。昨シーズンの全日本チャンピオンである。 そして清成選手。 日本の至宝とも言われた加藤大治郎が鈴鹿モトGPのレース中の事故が原因で亡くなった後、清成選手がその後を継いでシーズンを闘ったのだが、目立った成績を収めることができなかった。 しかし、ホンダがの長期的な育成という意味だったのだと思うのだが、参加するレースを変えて海外で走り続けていた。清成選手の衝撃的な走りの映像がyoutubeにアップされている。 http://www.youtube.com/watch?v=KycZk1M7g24&feature=player_embedded#at=44 アナウンサーが興奮して「キヨナーリ、キヨナーリ、ジャポネーゼ」と叫んでいる。 秀逸なバランス感覚が無いとこんな走りはできるはずはない。 いや、バランス感覚だけでできる事ではない。 まさに衝撃。 そのキヨナーリは昨日の決勝の序盤で実は転倒している。幸いダメージが少なかったためタイムロスは最小限だったらしいのだが、それでもキヨナーリは攻め続けて自分が失ったタイムを取り戻すべく、素晴らしい走りをしたようだ。 いつか、また、世界の最高峰レースであるモトGPに戻ってその走りを見せる日が来るのではないだろうか。

アロンソの輝き

火曜日, 7月 26th, 2011 Posted in レース | No Comments »

ベッテルの独走でシーズンがそのまま終了するのかと思いきや、やはりアロンソの輝きは決して鈍らない。 コース上でのオーバーテイクを積極的に狙っていくアロンソのスタイルは、よくファイターであると呼ばれている。同じスタイルではハミルトンがいるのだが、クラッシュの多いハミルトンの走りとアロンソのそれは少々異質に感じる。 どんなレースでもベストな順位を得るために闘うアロンソは、現役最強ドライバーであるとも言われている。ベッテルと同じ条件のマシンに乗らせたらそのような結論が出るのか、興味は尽きない。 2年連続で絶好調期のシューマッハを破りチャンピオンになった男であるということ。 シルバーストンでは見事に優勝し、次戦のニュルブルクリンクでもギリギリの闘いの中で2位を掴んだ走りは、やはり最強はアロンソであると思わせるに十分だと感じた。 シリーズチャンピオンを諦めてないと語るアロンソと、現時点のポイントリーダーのベッテルとは、実に80ポイント以上の大差がついているが、この男ならマジで狙ってくるのだろう。 次はハンガロリンク。そしてさらにその次は待ちに待ったベルギーのスパフランコルシャン。鈴鹿は特別すぎて他と比較することも難しいのだが、国外のサーキットではオールージュやケメルストレートの待ち構えるスパが段違いで面白い。 今年はこのスパフランコルシャンをアロンソはどのように駆け抜けるのだろうか。 アロンソが現役のうちにベルギーまで観戦に行ければと心から思っている。 でもアロンソのファンだということではないけれど。 25年近くF1を見続けてきて決して飽きることが無い。 やはりF1は面白い。

観戦に行っておりました

月曜日, 6月 6th, 2011 Posted in レース | 4 Comments »

週末に構築の仕事などなかったので、大分県のオートポリスで開催されている全日本選手権の観戦に行っておりました。ST600と言われるクラスのみ開催です。 震災の影響もあり今年のレースカレンダーは予定から大きく変更になってまして、これがST600の開幕戦です。2ヒートのレースがあり、土曜、日曜にそれぞれ開催されます。私は土曜だけ観戦に行きました。 今回は4輪レースとの併催です。Fニッポンやシビックレースが同時開催です。なので人出が多かったです。 パドックをうろちょろしていると知っている人たちがたくさんいて、あちこちで話しが盛り上がります。恐らく、これが楽しいからという理由で足を運んだのかな、、と自分でも推測しております。どこに住んでいるのかとか、連絡先すら知らないヤツラなんですが、サーキットでのみ会う関係です。 レースそのものは、結果が知りたいというよりはどこまでアクセルを開けているのかなど、そんなところを見に行ったので驚きの連続でフムフムと感心しておりました。 私は3コーナーから第1ヘアピンの進入までの区間で見ていたのですが、同じところに世界のタディ(HRCの岡田さん)がいました。ホンダ系のライダーの走りのチェックをしているものと思われます。世界GPの最高峰クラスでランキング2位まで登りつめたホンダの誇るライダーの一人です。今は確かHRCの監督だったかな。。   ちなみにチャリはタディがパドックから乗ってきた移動用です。 チャリの走りも鋭かったです。 Fニッポンもやっていたのでコンドーレーシングとかも当然来ています。ピットには人だかりができていたのでマッチがピットにいたのでしょうか。私には確認できませんでした。 私にはマッチよりも、スナップオンの工具箱の方が興味津々でして。。。

伊藤真一の決意

火曜日, 5月 17th, 2011 Posted in ガレ兵精神塾, レース | No Comments »

全日本選手権第1戦鈴鹿大会での伊藤真一の活躍が一般紙である読売新聞に載っていた。 被災のオートバイ元国内王者、復帰戦で3位に 自らも被災し、親類も7人が津波などで死亡し、お母さんも直後にがんで亡くしていた。その状況で伊藤真一は被災地に物資を運ぶ活動を続け、全国のレース仲間たちも全国から物資をリレーで現地に送り込んでいた。 伊藤真一は本来は昨年で引退を表明していた。 「自分がレースを走ることによって、被災者のみなさんを少しでも勇気づけることができれば」という思いで開幕戦への出場を決めていた。レースはスポーツであり、トレーニングもままならなかった伊藤真一は体調面ではきつかったと思うのだが、さすがは世界のトップを走った男である。堂々の表彰台に立った。 伊藤真一は今年の鈴鹿八時間耐久も走るとのこと。 並々ならぬ決意を感じる。 頑張って欲しい。 (*)いちレースファンとしては「伊藤真一」という呼び方が一般的なので敬称を略させて頂きました。

ベッテルがついに負けた

月曜日, 4月 18th, 2011 Posted in レース | No Comments »

シーズンの開幕から、今回の予選まで完璧な走りを見せていたベッテルが決勝でついに負けた。 ハミルトンとのピットストップの戦略の違いから、最後は消耗し切ったタイヤでの走行を強いられたベッテルは最後にトップをハミルトンに明け渡すしかなかった。 予選の段階で、決勝で使えるフレッシュタイヤを残していたマクラーレンの戦略の勝利だろう。そのチャンスを確実に手に入れるハミルトンの走りも素晴らしかった。 今シーズンは供給されるタイヤがピレリになり、消耗の関係でピットストップが多いため順位が目まぐるしく変動するのでいまいち誰のドライビングが優れているのか分かりにくいのだが、それでも今回は上位2台のパフォーマンスは圧倒的だったように感じた。 Q1でまさかの敗退をしたウェーバーは、逆に、予選で使用しなかったフレッシュタイヤが数多く残ったため、決勝では大きく順位を上げることには成功したのだが、戦略としてそのように実行したわけではなく、抜いていくレースは事故の可能性も高いため、チームからの評価は決して高いものにはならないのだろう。 ベッテルの圧勝で今シーズンが進んでいくのかと思ったところに、マクラーレンの驚異的な開発力が追いついたのだろうか。次戦が早くも楽しみだ。アロンソもこのままでは終われないだろう。ウェーバーも意地を見せるのか。バトンも安定したパフォーマンスを見せている。 最後に決まる「一番速いヤツ」は誰なのか。 だからF1は面白い。

一番速いのはこの男

火曜日, 11月 16th, 2010 Posted in レース | No Comments »

あまりにも劇的な幕切れだった2008年のF1最終戦。ポイントリーダーでこの戦いを迎えていたハミルトンは、終盤に「この順位ならチャンピオン決定」というギリギリのところを走っていた。レインという状況の中、このハミルトンを抜いていった男がいた。 それがベッテルだった。 その頃から速さは際立っていた。 なお、2008年の最終戦は、最終ラップの最終コーナーでハミルトンがドライタイヤで走っていたトヨタのグロッグを抜いてチャンピオンを決めたのだが。 昨年はバトンと最終戦までチャンピンを争ったが涙を飲んだ。 今年の最終戦の走りは圧巻だった。 この男が一番速いと結論を出すのに十分だった。 シーズン中盤にはリタイヤ等で評価を落とした時期もあったように感じるが、なぜかベッテルを応援する論調も消えなかった。この男にチャンピオンになって欲しい、そんな思いがあったように思う。 最終戦はランキング3位で迎えたが、ポイント的には圧倒的に不利であり、アロンソがそのままチャンピオンになると思われたいたが、ベッテルの仕事はただこのレースに勝つこと。シンプルだった。 ウェーバーは精彩を欠き下位に沈んだ。 彼は千載一遇のチャンスをつかめなかった。 反対にベッテルは、限りなく小さかった可能性を、その際立った速さで引き寄せた。結果論だが、まさかアロンソまで下位に沈むとは誰も予測できなかった。 だが、他のドライバーの順位がどうのこうのではなく、チャンピオンになるのはやはり速い男だ。その観点でベッテルのチャンピオン決定に異論を挟む者はいないだろう。 一番速いのはこの男。 その速さには心を奪われる。 来年はライバル達もベッテルを逃がさないだろうか。 今から楽しみで開幕が待ちきれない。 だからF1は面白い。